両国質屋で殺傷事件が発生。両国周辺の見世物が休業
二月十一日の朝、講釈場の茶番の男が両国元町にある質屋の下女と通じていたところ、他の密夫とも懇意にしていたことを知って怒り、抜身の刀を持って両国質屋の店舗に乗り込みました。この事件により、質屋の店主が5カ所に傷を負い、妻と下女も手傷を負いました。この影響により、2、3日の間、両国周辺(現在の東京都墨田区・中央区の両国橋周辺)の見世物小屋などが残らず営業を休みました。
【 史料原文・書き下し文 】
〔筠補〕二月十一日より両三日、両国辺見世物類、のこらず休む。是は同所元町質屋の下女、講釈場の茶番男に通じ、又外にも密夫ありけるに、茶番の男憤り、十一日の朝、質屋の店に抜身持て入、亭主は五ヶ所手負、女房・下女も手疵受け、十三日に亭主は死たりとぞ。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表
