【行事 / 行事その他】 慶安五年正月二十日 (西暦 1652-02-29)
干支: 年[壬辰] 月[壬寅] 日[癸未]
月相: / 節気:

御具足の餅の行事が正月十一日に

正月二十日に行われていた「御具足の餅」の儀式が、今年より十一日へと変更されました。同日の十一日暁には雪が降り、巳の時(10時頃)には晴れ渡りました。
この改まりに際し、儒学者・林羅山は以下の漢詩を残しています。
【林羅山の漢詩】
餅餈座上甲兜鍪
時有寒花発孟陬
鉄額銅頭変銀否
雪如白馬祭蚩尤
【漢詩の現代語訳・解説】
[お正月の座上に飾られた餅は武具の兜のようであり、この初春の寒さの中で寒花(冬の梅など)がひそやかに花開いている。
武士の鉄の額や銅の兜が、まるで一面の銀世界に変わってしまったかのように見えるだろうか。
降り積もる雪はまるで白馬のようであり、まるで古代中国の戦神・蚩尤(しゆう)を祭る儀式のようだ。]
【 史料原文・書き下し文 】
正月二十日の御具足の餅、当年より十一日に成る。十一日暁、雪降、巳時晴る。
 羅山文集
餅餈座上甲兜鍪  時有寒花発孟陬
鉄額銅頭変銀否  雪如白馬祭蚩尤
〔餅へい餈し座上甲兜とう鍪ぼう
時に寒花有り孟もう陬すうに発ひらく
鉄額銅頭銀に変ずるや否や
雪白馬の如し蚩し尤ゆうを祭る〕(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表