【行事 / 行事その他】
天保二年十月二十二日
(西暦 1831-11-25)
干支: 年[辛卯] 月[己亥] 日[庚子]
月相: / 節気:
月相: / 節気:
日暮里修性院にて京都の不退堂が巨大な「の」の字を書す
十月二十二日、日暮里修性院(現在の東京都荒川区西日暮里)の庭において、京都より江戸へ下った書家の不退堂が大字「の」の字を揮毫するパフォーマンスを挙行しました。使用された用紙は縦26間(約47メートル)・横19間(約34.5メートル)におよび、仙過紙1万2,000枚を継ぎ合わせたもので、使用した墨は7石3斗(約1,314リットル)、筆の長さは2間(約3.6メートル)、朱印の大きさも畳20畳分(約33平方メートル)に達する極めて巨大な規模のものでした。
この大字揮毫の際には介錯人がついて補佐を行いました。書人は巨大な筆を肩に担ぐようにして引いて回り、介錯人は器に入れた墨を巨大な筆先へ回しかけ注ぎながら揮毫を進めたといいます。
※市村屋注:不退堂は書家の藤原聖純のこと。
この大字揮毫の際には介錯人がついて補佐を行いました。書人は巨大な筆を肩に担ぐようにして引いて回り、介錯人は器に入れた墨を巨大な筆先へ回しかけ注ぎながら揮毫を進めたといいます。
※市村屋注:不退堂は書家の藤原聖純のこと。
【 史料原文・書き下し文 】
○十月二十二日、日暮里修性院の庭中に於て、京師より下りし不退堂といふ人、大字、の字を書す(竪二十六間・横十九間。仙過の紙壱万弐千枚継・墨七石三斗・筆長弐間・朱印二十畳程あり)。
筠庭云、大字の時、介錯人あり。書人は筆を肩にかけて引てまはる。介錯人、墨を器物に入れたるを筆に洒ぎたりとぞ。(武江年表)
筠庭云、大字の時、介錯人あり。書人は筆を肩にかけて引てまはる。介錯人、墨を器物に入れたるを筆に洒ぎたりとぞ。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表
