【事件・災害 / 火災・火事】 享保六年二月四日 (西暦 1721-03-01)
干支: 年[辛丑] 月[辛卯] 日[乙酉]
月相: / 節気:

牛込御納戸町から出火し小石川や日暮里まで大延焼。伝通院で多数の犠牲者

二月四日の巳刻過(10時頃)、牛込御納戸町(現在の東京都新宿区市谷納戸町・牛込周辺)より出火しました。
火の手は小日向・小石川の周辺一円に焼き広がり、白山の周辺から三崎(現在の文京区白山・千石周辺)を通り、日暮里(現在の東京都荒川区日暮里周辺)にいたるまで進んでようやく鎮火しました。
この時、避難のために伝通院(文京区小石川にある寺院)の境内へ逃げ込んだものの、火に巻かれて焼死した者が380余人にものぼると伝えられています(後に一基の塚が立てられ、常念仏が営まれました)。
また、この大火により築土八幡宮や白山神社も焼失しました。
なお、大火後の伝通院では、殿堂、僧房、洪鐘(梵鐘)などがすべて御再建されました。
【 史料原文・書き下し文 】
二月四日、巳刻過、牛込御納戸町より出火、小日向・小石川辺一円に焼る。白山の辺より三崎に至り、日暮里にて鎮る。此時、伝通院へ逃入、焼死する者三百八拾余人と云(一基の塚を立、常念仏あり)。築土八幡宮・白山社も此時焼る。伝通院災後、殿堂・僧房・洪鐘等、悉く御再建あり。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表