【事件・災害 / 社会・奇聞】
承応二年正月二日
(西暦 1653-01-30)
干支: 年[癸巳] 月[甲寅] 日[己未]
月相: / 節気:
月相: / 節気:
牛込御門内の青山家で下女・菊が殺害された怪異譚が流行
正月二日、牛込御門(東京都新宿区市谷本村町周辺)の内側にあった青山某の邸宅にて、下女の菊という者が秘蔵の皿を割ったかどで手討ちにされ、その霊魂が祟りをなしたという噂が世人の口に広くのぼりました。
真偽のほどは定かではなく、多くは後付けのこじつけ(附会の談)であると考えられます。喜多村筠庭は「いわゆる『番町皿屋敷』の伝承なども妄誕(デタラメ)であって信じるに足りない。『播州皿屋敷』という浄瑠璃なども存在するが、もとは子どもが遊びの中で言う『皿数え』の化物話から生じたことと聞いている」と述べています。
真偽のほどは定かではなく、多くは後付けのこじつけ(附会の談)であると考えられます。喜多村筠庭は「いわゆる『番町皿屋敷』の伝承なども妄誕(デタラメ)であって信じるに足りない。『播州皿屋敷』という浄瑠璃なども存在するが、もとは子どもが遊びの中で言う『皿数え』の化物話から生じたことと聞いている」と述べています。
【 史料原文・書き下し文 】
○正月二日、牛込御門の内、青山某が婢女菊といふもの、主家にて秘蔵の皿を破りて害せられ、其霊魂祟りをなせし事、人口に膾炙すれども、未だ実否を知らず。多くは附会の談なるべし。
筠庭云、皿屋敷の談、妄誕いふに足らず。或云、番町皿やしきと云事也といへり。是亦附会の説なり。播州皿屋敷と云浄るり抔もあり。もとは小児の戯にいふ皿かぞへの化物より出たることゝ聞ゆ。(武江年表)
筠庭云、皿屋敷の談、妄誕いふに足らず。或云、番町皿やしきと云事也といへり。是亦附会の説なり。播州皿屋敷と云浄るり抔もあり。もとは小児の戯にいふ皿かぞへの化物より出たることゝ聞ゆ。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表
