【事件・災害 / 火災・火事】
慶応三年十二月二十五日
(西暦 1868-01-19)
干支: 年[丁卯] 月[癸丑] 日[甲辰]
月相: / 節気:
月相: / 節気:
幕府軍による芝薩摩藩邸襲撃事件が発生、砲声が響き芝・品川一帯が広域全焼
十二月二十五日、江戸薩摩藩邸(現在の東京都港区芝周辺)において幕府軍による討ち入り・砲撃戦(薩摩藩邸焼き打ち事件)が発生しました。暁より討手(庄内藩・幕兵ら)が押しかけて砲撃を加え、藩邸から上がった黒煙が天を焦がして砲声が市中に響き渡り、江戸市中の人々は戦争の予感に恐れおののきました。兵火は芝西応寺町、芝金杉四丁目、芝材木町、本芝一丁目・二丁目、芝田町五丁目~八丁目(いずれも現在の港区芝・芝浦周辺)、西応寺・法泉寺・永門寺・源照寺、薩摩藩高輪屋敷、島津淡州侯屋敷、さらには南品川宿一丁目~四丁目(現在の品川区南品川周辺)、長徳寺門前、妙国寺前に至る広大な地域を焼き尽くしました。
【 史料原文・書き下し文 】
○同二十五日、芝薩州侯屋敷に於て事あり。其顚末は知らざれど、暁より討手を向られ、藩中より火起りて烏烟天を焦し、炮声屢響渡りしかば、都下の良賤、仔細を弁ぜず、急遽慴怕して、の思ひをなせり。夫より近傍の市中、此兵燹に罹りしは、芝西応寺町・同金杉四丁目・同材木町・本芝一丁目・二丁目・芝田町五丁目より八丁目迄焼込、寺は西応寺・法泉寺・永門寺・源照寺、薩州侯高縄屋敷・島津淡州侯・南品川宿一丁目より四丁目迄、長徳寺門前・妙国寺前等なり。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表
