海照山品川寺、水月観世音の堂宇が修造される
品川寺(現在の東京都品川区南品川周辺)において、水月観世音の堂宇が修造され、「海照山品川寺」と号されることになりました。
この寺の本尊はかつて弘法大師が安置したものでしたが、永禄十二年の兵火によって焼失した際に本尊が武田方に持ち去られ、長年甲州(山梨県)にありました。今年九月中旬、住持である弘尊がその本尊を取り返して寺院を拝領し、新たに堂宇を建立した旨が『名所話』に記録されています。
この寺の本尊はかつて弘法大師が安置したものでしたが、永禄十二年の兵火によって焼失した際に本尊が武田方に持ち去られ、長年甲州(山梨県)にありました。今年九月中旬、住持である弘尊がその本尊を取り返して寺院を拝領し、新たに堂宇を建立した旨が『名所話』に記録されています。
【 史料原文・書き下し文 】
○品川寺、水月観世音の堂を修造し、海照山品川寺といふ(此寺、本尊は弘法大師安置有しが、永禄十二年の兵火に焼れて、本尊、武田方にとられ、甲州にありしを取かへし、今年九月中旬、住寺弘尊、寺院を拝領し、堂を立るよし、『名所話』に見えたり)。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表
