【行事 / 行事その他】 明和八年三月五日 (西暦 1771-04-19)
干支: 年[辛卯] 月[壬辰] 日[丙申]
月相: / 節気:

前野良沢と杉田玄白ら『ターヘル・アナトミア』の翻訳を開始

前野良沢、杉田玄白、中川淳庵らが、三月五日に鉄砲洲の中津藩邸内(中央区明石町周辺)の良沢宅に結集して、オランダの医学書『ターヘル・アナトミア』の翻訳を開始しました。前日に、小塚原(現在の東京都荒川区南千住周辺)の刑場において刑死した女囚の腑分け(解剖)に立ち会い、良沢と玄白が偶然にも揃って持参していたオランダの医学書『ターヘル・アナトミア』の実証的な正確さに驚嘆したばかりでした。
【 史料原文・書き下し文 】
〔金補〕三月四日(陽暦四月一八日)、小塚原に於て、女囚刑死者の解剖あり、蘭医前野良沢・杉田玄白・中川淳庵等行きてこれを観る。このとき良沢と玄白は期せずして蘭書『ターヘル・アナトミア(人体内景図譜)』を持参、その正確なるに驚嘆し、翌五日、鉄炮洲中津藩邸内良沢宅に集合し、『ターヘル・アナトミア』の翻訳に着手、三年後の安永三年八月に『解体新書』五巻を完成す。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表