【事件・災害 / 火災・火事】 天保十三年三月七日 (西暦 1842-04-17)
干支: 年[壬寅] 月[甲辰] 日[丙辰]
月相: / 節気: 土用

牛込通寺町より出火し西風にあおられて小石川・巣鴨・西ヶ原まで大延焼する

三月七日、西からの大風が吹く昼時過ぎ、牛込通寺町(現在の東京都新宿区神楽坂六丁目周辺)より出火しました。
火は小石川・小日向・駒込・巣鴨・西ヶ原周辺(文京区・豊島区・北区一帯)にまで広がり、多くの武家屋敷・町屋・寺院が焼亡し、夥しい数の死傷者を出しました(彼岸中の惨事となり『寺町を出て心ざす西ヶ原 とんだひがしの風の手の内』
[寺町を抜け、西ヶ原を目指して歩いているつもりが、強い東風の手中に落ちて(風にあおられて)、すっかりあべこべな東の方角へ吹き飛ばされてしまった]という落首が詠まれました)。
【 史料原文・書き下し文 】
○三月七日、西大風。昼時過、牛込通寺町より出火にて、小石川・小日向・駒込辺、巣鴨・西が原迄、武家・町屋・寺院、多く焼亡す。焼死・怪我人夥し。
筠庭云、彼岸の内の火事なりければ、
寺町を出て心ざす西ヶ原とんだひがし(ん)の風の手の内(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表