【事件・災害 / 火災・火事】
文化九年十一月二十一日
(西暦 1812-12-24)
干支: 年[壬申] 月[壬子] 日[庚寅]
月相: / 節気:
月相: / 節気:
龍泉寺村より夜間に出火し吉原一廓が全焼、風向き変化で田町・山の宿から川を越え本所まで延焼
十一月二十一日の夜五時過(午後8時過ぎ)、龍泉寺村(現在の東京都台東区竜泉周辺)より火災が発生しました。激しい南風にあおられて火は吉原新町(現在の台東区千束周辺)へ燃え移り、吉原遊郭の一廓を残らず全焼させました。さらに風が西北風へ転ずると田町・北馬道百観音・瓦町・山の宿(いずれも現在の台東区浅草・花川戸周辺)へと飛び火して延焼し、隅田川を越えて本所番場町(現在の墨田区東駒形周辺)の一部まで焼き尽くしました。(※吉原の仮宅は田町・聖天町・瓦町・山の宿・三ノ谷および深川の6箇所にて許可され、翌年8月に元地へ復帰しました。)
【 史料原文・書き下し文 】
十一月二十一日の夜五時過(午後8時過ぎ)、龍泉寺村(現在の台東区竜泉周辺)より火災が発生しました。激しい南風にあおられて火は吉原新町(現在の台東区千束周辺)へ燃え移り、吉原遊郭の一廓を残らず全焼させました。さらに風が西北風へ転ずると、田町(現在の台東区浅草周辺)へ飛び火し、北馬道百観音(現在の台東区浅草周辺)まで延焼したほか、もう一方は瓦町・山の宿の周辺(いずれも現在の台東区浅草・花川戸周辺)まで類焼し、隅田川を越えて本所番場町の周辺(現在の墨田区東駒形周辺)の一部まで焼き尽くしました。(※吉原の仮宅は田町、聖天町、瓦町、山の宿、三ノ谷(いずれも現在の台東区浅草・花川戸・日本堤周辺)、および深川(現在の江東区深川周辺)の6箇所にて許可され、翌年8月に元地へ復帰しました。)
出典・参考文献: 武江年表
