【事件・災害 / 火災・火事】 安政二年正月二十九日 (西暦 1855-03-17)
干支: 年[乙卯] 月[戊寅] 日[癸巳]
月相: / 節気:

本所駒留橋付近から出火。回向院の本堂を焼失する大火

正月二十九日は初午祭の前夜祭にあたる「初午の宿宮(おこもり)」にあたる日でしたが、同夜の子刻(24時頃)、本所駒留橋の北側にあった松前侯の屋敷(現在の東京都墨田区両国・横網周辺)より火災が発生しました。
烈しい大風にあおられた火は、三宅侯をはじめとするその他の多くの武家地を焼き尽くし、横網町、小泉町、御台所町(武家地)を経て、回向院の方丈・書院・庫裏へと燃え移りました。
さらにそこから本堂(土蔵造りの建物)の棟へと燃え付き、明方にいたるまで激しく燃え続けて焼亡しました。
この大火災の被害により、回向院の境内で行われていた相撲興行が中止されることとなりました。
【 史料原文・書き下し文 】
○同二十九日、初午の宿宮にあたりしが、同夜子刻、本所駒留橋北なる松前侯屋敷より出火。大風にして三宅侯、其余武家地多く焼け、横網町・小泉町・御台所町(武家地なり)より回向院方丈・書院・庫裏へ移り、夫より本堂(土蔵造)の棟へ燃付、焼亡し、明方に至り鎮る(火事により、回向院境内角力興行を停む)。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表