高砂町西側より出火、強風で大坂町・葺屋町両座芝居・酒井侯屋敷まで延焼
十一月二十九日の夜、高砂町西側(現在の東京都中央区日本橋蛎殻町周辺)より火災が発生しました。激しい西風にあおられて竈河岸(現在の中央区日本橋人形町周辺)から東へ燃え広がり、さらに北風へ変わると和泉町東側から大坂町、堺町、葺屋町(市村座・中村座の両座芝居を含む)、難波町、よし町、乗物町(いずれも現在の中央区日本橋人形町・日本橋富沢町周辺)を経て稲荷堀の酒井侯屋敷(現在の中央区日本橋箱崎町周辺)にまで及び、翌朝六時過(午前6時過ぎ)に鎮火しました。
【 史料原文・書き下し文 】
○同月二十九日夜、高砂町西側より出火。西風烈く、竈河岸へつゝひかしへ出、又北風にかはり、和泉町東側より大坂町・堺町・葺屋町両座の芝居・難波町・よし町・乗物町・稲荷堀酒井侯御やしきに至り、翌朝六時過鎮火す。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表
