【事件・災害 / 火災・火事】 弘化二年三月二十七日 (西暦 1845-05-03)
干支: 年[乙巳] 月[庚辰] 日[戊子]
月相: / 節気:

神田富松町より出火し四十九町が焼失 小伝馬町牢屋敷周辺まで類焼

三月二十七日の明け七ツ半時(午前5時頃)、柳原土手に続く富松町(現在の東京都千代田区東神田周辺)より火災が発生しました。
火は久右衛門町、豊島町、大和町、江川町、橋本町周辺から、小伝馬町、塩町、油町、田所町、堀留町、新材木町を経て長谷川町、高砂町周辺(いずれも現在の千代田区・中央区日本橋エリア)に至り、合計49町を焼き尽くして夕方の七ツ時頃(16時頃)に鎮火しました。
なお、考証者の喜多村筠庭によると、小伝馬町の牢屋敷は周囲が残らず焼失したものの、幸いにも内部には別条がなかったと記録されています。
【 史料原文・書き下し文 】
○三月二十七日、暁七ッ半時、柳原土手続富松町より出火。久右衛門町・豊島町・大和町・江川町・橋本町辺、小伝馬町・塩町・油町・田所町・堀留町・新材木町より長谷川町・高砂町辺にいたり、四十九町の類焼なり。夕七ッ時ごろにいたり鎮火す。
筠庭云、牢屋敷は、回り不残やけたれども、別条なし。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表