【行事 / 行事その他】
嘉永四年十一月十五日
(西暦 1851-12-07)
干支: 年[辛亥] 月[庚子] 日[丁酉]
月相: / 節気:
月相: / 節気:
鷲明神の縁日に種彦作『田舎源氏』を模した豪華な参詣・練り歩きが話題に
十一月十五日の鷲明神(現在の東京都台東区千束にある鷲神社)の縁日にて、堀田原(台東区蔵前周辺)の池田屋が幇間や女芸者を連れて舟で参詣しました。浅草の鷲明神に詣でたのちに向島(墨田区向島周辺)へ渡り料亭「大七」で支度を整え、道中すべて柳亭種彦作『偽紫田舎源氏』の意匠に倣った華美な装束を身にまとい、土手通り(台東区浅草・千束周辺の土手通り)から大川橋(台東区・墨田区境にある吾妻橋)の方へ向かって練り歩きました。大川橋の辺りに待たせた舟には絹の幕を張り、人通りの多い場所であったことに乗じて総踊りを演じましたが、
【 史料原文・書き下し文 】
〔無補〕十一月十五日、鷲明神縁日、堀田原池田屋が催しにて、幇間及女芸者召連れ、舟にて浅草の鷲明神に詣で、夫より向島へ渡り大七にて支度す。道中すべて柳亭種彦作『田舎源氏』をまねびて装飾し、土手通りを大川橋の方へ練り行く。舟は橋の辺へ待せ置きたるが、絹の幕を打ちたり。此辺、往来繁き処なれば、見物夥しきに乗じ総踊りを演ず。此事官に聞へ、御咎にて二十三日北御番所にて手鎖になりたる者二十六人(内女九人)なり。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表
