【政治・社会 / 法令・制度】 嘉永四年十一月二十三日 (西暦 1851-12-15)
干支: 年[辛亥] 月[庚子] 日[乙巳]
月相: / 節気:

鷲明神の縁日に豪華な参詣・練り歩きを催した池田屋、御咎めにより二十六人が手鎖処分

去る十一月十五日の鷲明神(現在の東京都台東区千束にある鷲神社)の縁日にて、堀田原(台東区蔵前周辺)の池田屋が幇間や女芸者を連れて舟で参詣した際に、柳亭種彦作『偽紫田舎源氏』の意匠に倣った華美な装束を身にまとって練り歩き総踊りを演じて話題になりましたが、これが風俗紊乱として官に伝わり、同月二十三日に北町奉行所(現在の千代田区丸の内周辺)にて女9人を含む26人が手鎖(手錠)の処罰を受けました。
【 史料原文・書き下し文 】
〔無補〕十一月十五日、鷲明神縁日、堀田原池田屋が催しにて、幇間及女芸者召連れ、舟にて浅草の鷲明神に詣で、夫より向島へ渡り大七にて支度す。道中すべて柳亭種彦作『田舎源氏』をまねびて装飾し、土手通りを大川橋の方へ練り行く。舟は橋の辺へ待せ置きたるが、絹の幕を打ちたり。此辺、往来繁き処なれば、見物夥しきに乗じ総踊りを演ず。此事官に聞へ、御咎にて二十三日北御番所にて手鎖になりたる者二十六人(内女九人)なり。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表