【事件・災害 / 火災・火事】 弘化四年正月十一日 (西暦 1847-02-25)
干支: 年[丁未] 月[壬寅] 日[辛卯]
月相: / 節気:

下谷通新町から出火。千住三昧の寺院が全焼

正月十一日の夜、亥の刻(22時頃)、下谷通新町(現在の東京都台東区下谷付近)から火災が発生しました。
火勢はさらに広がり、千住にあった「千住三昧(現在の東京都足立区千住付近)」の寺院が残らず焼失する大被害となった。
なお「三昧」とは、三昧場の略称であり、死者の冥福を祈るために設けられた堂宇や火葬場などを指しています。
当時の記録を伝える史料『宿村大概帳』には、「この宿場(千住)の街道から西へ1町余り(約110m)引き込んだ場所に、諸宗派の火葬を行う寺院(捨寺院)が9カ寺存在している」と詳しく記されています。
【 史料原文・書き下し文 】
正月十一日夜、亥刻、下谷通新町より出火。千住三昧の寺院、残らず焼亡す。
金吾云、三昧は三昧場の略にして、死者の冥福を祈るために設けたる堂を意味す。『宿村大概帳』に「此宿(千住)往還より西之方壱町余引込、諸宗之火葬をいたし候寺院捨九ヶ寺有之」とあり。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表