【事件・災害 / 火災・火事】 明治六年十二月九日 (西暦 1873-12-09)
干支: 年[癸酉] 月[乙丑] 日[乙未]
月相: / 節気:

柳原岩井町より出火し日本橋から霊岸島まで四十八町が全焼

十二月九日の暁一時過ぎ(午前1時頃)、柳原岩井町(現在の東京都千代田区神田岩本町周辺)の紙屑屋より失火しました。強風にあおられた火は小伝馬町、馬喰町、大坂町、銀座、小網町二丁目・三丁目(いずれも現在の中央区日本橋周辺)を経て霊巌島(現在の中央区新川周辺)まで焼き尽くし、夜明けになってようやく鎮火しました。
延焼面積は延べ48町、全焼家屋は952戸に達し、日本橋周辺の頑丈な土蔵すら50箇所で焼き落ちました。被害総額は300万円を下らないと伝えられ、明治初期における屈指の大火となりました。
【 史料原文・書き下し文 】
○十二月九日、暁一時過、柳原岩井町紙屑屋より失火して、小伝馬町・馬喰町・大坂町・銀座・小網町二丁目・三丁目・霊巌島迄焼亡。夜明鎮る。
金吾云、延焼延べ四十八町、全焼九百五十二戸に達し、日本橋辺の土蔵にて焼落たるもの五十ヶ所。損害は三百万円を下らずと伝へ、近来の大火なり。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表