龍ノ口より出火し江戸城郭内から木挽町・芝口橋まで大類焼、元日夕刻に鎮火
十二月晦日(大晦日)の夜半頃、江戸城膝元の龍ノ口(現在の東京都千代田区大手町周辺)より火災が発生しました。火は常盤橋御門内、数寄屋橋御門内の城郭内武家地へ焼き込み、さらに中橋から芝口橋(現在の港区新橋周辺)に至る町屋筋や木挽町(現在の中央区銀座周辺)の広大な地域を焼き尽くし、翌正月の元日夕方になってようやく鎮火しました。
【 史料原文・書き下し文 】
○十二月晦日夜半計りに龍の口辺より出火して、常盤橋御門内・数奇屋橋御門内まで、中橋より芝口橋までの町屋、木挽町に至り、翌正月元日夕がた鎮火。
正月元日、去年除夜の大火(前に記せり)、今夕に至り鎮る(烏帽子・直垂の輩と火消人部、或は逃惑ふものと行ちがひ、入乱れて混雑甚しかりけるよし、『折焚柴の記』にいへり)。十一日、又池の端より火発して、神田辺・本町・石町・日本橋・霊巌しま迄延焼多く、獄舎もやけたるよし、『折焚柴の記』にも見えたり。(武江年表)
正月元日、去年除夜の大火(前に記せり)、今夕に至り鎮る(烏帽子・直垂の輩と火消人部、或は逃惑ふものと行ちがひ、入乱れて混雑甚しかりけるよし、『折焚柴の記』にいへり)。十一日、又池の端より火発して、神田辺・本町・石町・日本橋・霊巌しま迄延焼多く、獄舎もやけたるよし、『折焚柴の記』にも見えたり。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表
