【事件・災害 / 火災・火事】 文政七年二月八日 (西暦 1824-03-08)
干支: 年[甲申] 月[丁卯] 日[壬寅]
月相: 上弦 / 節気:

霊巌島の南新堀から出火し湊橋際まで類焼。火消の闘争で死傷者も出る

二月八日には霊巌島の周辺において火災が発生するという不吉な噂が、正月の末より誰言うとなく流言していました。
その妖言の通り、同日夜の六ッ半時過(17時頃)、同所の南新堀二丁目(現在の東京都中央区新川周辺)より実際に火災が発生し、湊橋の際にいたるまで焼失しました。
この火災の際、町火消たちの間で激しい闘争(喧嘩)が発生し、多くの負傷者や即死者が出る大惨事となりました。
なお、この火事の喧嘩が起きた際、現場の指揮をとるべき役人たちは皆その場から逃げ出して立ち退いていたと伝えられています。
【 史料原文・書き下し文 】
○二月八日には、霊巌島の辺に火災あるべきよし、誰いふとなく、正月の末より流言しけるが、此妖言の如く同日夜六ッ半時過、同所南新堀二丁目より出火して、湊橋際迄焼る。此時、町火消闘諍に及び、怪我人多く、即死のものもありし。
筠庭云、此火事喧嘩の時、指揮の役人、皆立退れたり。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表