【事件・災害 / 火災・火事】
慶応二年十一月十一日
(西暦 1866-12-17)
干支: 年[丙寅] 月[庚子] 日[丙寅]
月相: / 節気:
月相: / 節気:
吉原江戸町の大桝屋より出火し吉原各町へ延焼、深川にて二年間の仮宅営業が許可される
十一月十一日の明六時過ぎ(午前6時過ぎ)、吉原江戸町一丁目(現在の東京都台東区千束周辺)の娼家「大桝屋いち」宅より火災が発生しました。西北の強い風にあおられて同二丁目、揚屋町、京町一丁目・二丁目、角町へ次々と燃え広がり、吉原の構え(大門・囲い)の外や非人頭の囲い内まで飛火しました。被害規模は長さ3町余(約327メートル)・平均幅1町40間程(約182メートル)に及び、昼の四時頃(午前10時頃)になってようやく鎮火しました。この火災により、深川の永代寺門前・同仲町・山本町・黒江町など(江東区富岡・門前仲町周辺)において2年間にわたり吉原の仮宅(仮営業所)営業が許可されました。
【 史料原文・書き下し文 】
○同十一日、明六時過ぎ、吉原江戸町壱丁目娼家大桝屋いちが家より火出て、西北風にて同二丁目・揚屋町・京町壱丁目・二丁目・角町へ焼込。構への外、非人頭囲の内へ飛火して、長三町余・幅平均一町四十間程焼失し、昼四時頃鎮る。娼家の僑居は、深川永代寺門前・同仲町・山本町・黒江町等にて、二年の間免されたり。(武江年表)
出典・参考文献: 武江年表
